ヤクザのみ恋しい
実家を離れて、もう1年以上になるのに、今さらホームシックにかかりました。
きっかけは、ヤクザ映画です。
昨日、近所のビデオ屋に行ったら、ヤクザ映画の品揃えが極端に悪くて、しかも、仕切り板に「アクション」って書いてあるのを見て、泣きそうになりました。
せめて「任侠」と書いてほしいです。
さらに欲を言うと、高倉健とかの「ヤクザ」と哀川翔や竹内力の「ニューヤクザ」は分けてほしいです。
そしてベストなのは、哀川翔コーナーと竹内力コーナーに分かれているビデオ屋です。
分かれていると選びやすいし、分けるくらいのところは数が多いから、良いビデオ屋です。
実家の近くには、哀川翔と竹内力に分かれているビデオ屋が2軒ありました。
その他にも、数は少ないながら、かなり良いヤクザ映画が揃っているビデオ屋が1軒ありました。
「『実録 ヒットマン 〜妻 その愛〜』ありますか」と何軒もハシゴして聞いて回ったとき、そのお店に置いてあって、感動したことを昨日のことのように覚えています。
私の実家があるのは、そんな素晴らしい街です。
隣の駅周辺では、もれなく本物のヤクザにも出会えます。
実家が恋しかったら、電車に乗って遊びに行けばいいだけなのですが、実家とか家族とかは全然恋しくありません。
ヤクザのみ恋しい……
そんなホームシックにかかってしまいました。
昨日観たヤクザ映画もかなりよかったです。
ネタばれになると申し訳ないので、あまり詳しくは書けませんが……
頸動脈をやられてるのに、そこを手で押さえながら、まだ戦うところが、途方もなくかっこ良かったです。