ビリー無理だってば

天才とふたり、ビリーズ・ブートキャンプhttp://nicemono.jugem.jp/?eid=129&gclid=CKDNrNqFi4sCFScETAodLESNGA0 を買って、テレビの前でやった。


「ビリー!!まだー!?まだ続くのー!?」
「うおー!」
「え!?何、みんなフォーって言ってんの?ファイブって言ってんの?フォア?フォアの次ファイブだよね。ほんと?英語わっかんないって」
「うぎゃー!」
「ビリー!!だからもう無理だってば」
「ふんがー!」


わたしはビリーに語りかけまくり、天才は奇声を発しまくりながらやった。


そしてようやく、ほんとようやく終了ってときに、ビリーが「みんな集まって」と言うから、わたしたちも集まった。
テレビの前に寄って行った。
テレビの中の人たちは肩を抱き合ったりして、ハードなトレーニングを成し遂げた喜びを分かち合っていた。
わたしたちも、笑顔で分かち合った。
金髪で腹筋がすごい割れてる女性とも笑顔で分かちあった。


でもごめん、ビリー。
「諦めるな」ってずっとビリーは言ってたけど、わたし諦めるかもしれない。


ハードすぎて、次またやろうって勇気が出ないよ。


あと、ビリーが怖いんだよ、わたしは。
優しい人だってわかるけど、トレーニングと一緒でビリーの話し方早いし、英語だし、ビリー怖い!!


だけど、最低7回はやって、体重と体脂肪率書いて送らないと、5000円がキャッシュバックされない。


このキャッシュバックシステム、わたしはてっきり、天才がやるもんだと思っていた。


「痩せるっていうか、筋肉付けて、むしろ10キロくらい体重増やしたいって言ってたよね。でも、このキャッシュバックって、ビリーズ・ブートキャンプをやって、みんなこんなに痩せましたっていう資料集めのために行われてるんだよね」
「うん。だから、これは君が書いて送って」


最低7回は、ビリーに体を預けてみることにした。