こくばんまんと今年の抱負



今年の抱負


死なない
タッチタイピングを覚える


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晦日からお正月にかけて夫の実家に帰省したら、3歳の姪が「世界の亀山モデル」とかいうおっきなテレビで『アンパンマンとこくばんまん』を観ていた。
タイトルをチラッと見て、「黒パン(こくぱん)」かと思っていたら、出てきたのは「黒板」。
食べ物じゃないし、減るのはせいぜいチョークくらい。


こくばんまんが体(黒板)に書いたものは実物になるから、なぜか果物を大量に食べたがっていたドキンちゃんのために、ばいきんまんはこくばんまんを利用していた。
それでも、描いた果物を食べられたからといって、こくばんまんの体はアンパンマンみたいに減ったりはしない。


ところで、親戚一同、大勢でデパートの中を歩いていたらアンパンマンの石像があった。
アンパンマンの横は石のベンチになっていて、隣に座れた。
姪に「一緒に写真撮ろうよぉ」と誘われて、並んで撮った。
あの写真はあとで送ってもらえるのだろうか。


デパート内で姪たちと、わたしと夫、別行動をとっていたとき、わたしは夫にもう1枚アンパンマンとの2ショットを撮ってもらった。
通る人たちが、「そこ、写真撮ってるから」「ストップ」とか言っていて、申し訳ない気分になった。


『わたし……大人なのに』


※画像は飼っているスナネズミの美久が、しっぽで書き初めをして遊んでいたから写真に収めたもの。
墨汁と硯の片付けくらい自分でやってほしい。