いつも体に鍼を持つ

みなさん、置き鍼というのをご存知ですか?
そもそも「みなさん」って誰ですか?
それはさておき、わたしの足の甲には鍼が刺さったままです。


2時間前までは、鳥肉でいうとササミの部分?
違うか?
わかんないや。
架空の誰かへの語りかけで始めたわりには、独り言になってるよ。
そうか。
わかった。
「ふくらはぎの内側」と言えばいいんだ!


……



そこに8日前、鍼灸院で置き鍼をしてもらった。
上から、和紙でできたテープで止めてもらっていたのだけど、そのテープがすごい!
何をしても取れない。
寝ても取れない。
風呂に入っても取れない。
サウナに入っても取れない。
鍼灸院の先生によると「相撲を取っても取れない」らしい。


しかも中学の体育祭前に両太ももにサロンパスを貼っていて、かぶれて以来、いまだに何科の病院に行こうが、どんな薬をもらいに処方せん薬局に行こうが、「薬でアレルギー反応が出たことがありますか」という欄に「サロンパス(かぶれた)」と書くわたしでも、かぶれなかった。
かゆくならなかった。


今日取ってもらうときに、実は中で化膿してるんじゃないかという多少の不安と、自分の足から鍼が抜けていく瞬間を見たいという好奇心から「抜くとこ見てもいいですか」と見せてもらった。
だけど期待外れで、テープと一緒にスッって一瞬で取れちゃったから、見れたんだか見れなかったんだかよくわからない。
見てたからには見れたんだと思う。


「ふくらはぎの内側」の置き鍼を取ってもらったあとは、足の甲に置き鍼をしてもらった。
また1週間くらい刺したままにしてもらった場合、わたしの体には2週間も鍼が刺さったままということになる。


抜いてもらっては置いてもらい……
それをどんどん更新していったら、わたしの体にはいつも鍼が刺さったまま。