美女眠る、猿にはならない
ティップネスのごみ箱
燃やすごみにはTシャツの絵
それにキラキラマークと木材も
ワイルドなゴミ箱だね
空になった飲むヨーグルト
テーブルに置いたまま
籐のソファーにおさまり
横座りで眠る君は
疲れたんだねティップネスに
疲れたんだねティップネスに
疲れたんだねティップネスに
疲れたんだね……
ティップネスの曲の歌詞が出来上がった。
1番最近ティップネスに行ったとき、見たものをメモしてきて、それを繋げただけ。
わたしがティップネスに行くのはいつも昼間。
「気功」のクラスに初めて参加した日。
「猿のポーズ」を平均年齢わたしのお母さん! くらいのひとたちがやっていた。
わたしも見よう見まねでやったけど、見る方向を間違えて、猿になった「わたしのお母さん!」30人以上が同時にこちらを見た。
首をすくめ、それと同時に甲を丸めた手は顔の近く、「キッ!」という猿の鳴きまねをしながら。
視線は左向き。
わたしだけが右向き。
そんなかんじで、わたしは泳いだり走るマシンに乗ったりせずに猿になってるから、疲れて籐の椅子で眠ることはない。
籐の椅子で眠っていたのは、20代の美女だった。