わたしは読んだらいけない
今からでも間に合う大人のための才能開花術 (ヴィレッジブックス)
- 作者: ジュリアキャメロン,Julia Cameron,鈴木彩織
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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この本は絶版らしくて、下の、内容はほぼ一緒の短縮版なら本屋で買えるらしい。
- 作者: ジュリアキャメロン,Julia Cameron,菅靖彦
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 単行本
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わたしはいま「でもなぁ。なんだかなぁ。誰を恨めばいいのかな。何を後悔したらいいのかな。とりあえず、明日のことさえ考えたくないなぁ。できれば誰かとお酒を飲んで笑っていたいなぁ」と思って、日々暮らしている。
世の中では、女は女を恨むらしい。
たぶんそれは、浮気に限ったことなんだろうけど、この本の著者は女性だから「いっちょ、恨んでみるか」と思ったけど、うまく恨めない。
恨めないどころか、わたしも夫に薦められるまま、この本に書かれた課題をコツコツとこなしている。
もう4週目だ。
毎朝ノートに3ページ、思いついたことを書くのプラス、週ごとにいくつかの課題をこなす。
今週の課題のひとつに「1週間、本を読んではいけない」と書いてあった。
文脈からいって、ネットで他人の文章を読むこともだめだ。
1週間に1冊も本を読まないこともあるし、ネットで読むのはおもに自分がここに書いた文章を読み直して誤字脱字のチェックをするのと、それから3,4人の尊敬する人たちの文章を読む。
それだけ。
この課題、いけるような気がする。
……と、思っていたちょうどここ数日、いつもは1ヶ月に数回しかホームページを更新しない早川義夫さんが立て続けに更新している。
「アンテナ」の一番上に早川義夫さんのサイトが表示されると、何かの間違いじゃないかと毎回思う。
見に行ってみるとやっぱり間違いじゃなくて、嬉しい。
わたしは早川義夫さんのこのエッセイが好き。
http://www15.ocn.ne.jp/~h440/essay01.html
早川義夫さんは、歌も好きだけど、文章も好き。
それにしても、わたしは何をやっているんだろう。
「こんなものやるものか!!」とジュリアさんの本をビリビリに破いてゴミ箱に捨てればいいものを。
毎朝ノートを書いて、課題をこなして。
それから、これは課題じゃないけど、今まで失敗を恐れて手を出せなかった凝った料理を作ったりして、1日を過ごしている。
アパート探しはしていない。
アパート探しとか部屋の片づけとかをすると不安発作が起きるからというのは言い訳で、なにか勝手にいい方向に流れないかなぁ、とまだ期待している。
夫はわたしがなるべく元気になってから旅立つのを望んでいるらしい。
「娘を大学に送り出す、お父さんみたいな気分だよ」と笑う。
わたしもやり直せないことはわかっている。
わたしの、「やり残したことをやっているだけ」という気持ちは、本気なのか、やり直せるんじゃないかという期待がこもりすぎているのか、自分でもわからない。
今日はビーフシチューを作る。
難しくはないけど、お店で食べたほうが安上がりだしおいしいから、と思って1度も作らなかったビーフシチュー。
※上に紹介した本は、わたしは個人的に既婚者には薦めません!!
自分自身の本心も、相手の本心も、見ないうちにあッという間に40年50年なんて経ってしまうよ。
見えなければ、それが本心だよ。
一緒にいたい人といられる幸せ、それが可能な人には、そうして幸せでいてほしい。
皮肉でもなんでもなく。