親子の間柄
今週のお題「読みたい本」
その言葉が発せられた事の経緯は知らないがなんだか好きな言葉というのはないだろうか? 私にはある。
田中真紀子が発言されたと言われている
「人間には家族と使用人と敵の三種類しかいない」
という言葉がそうだ。
ツイッターでフォローしているノンフィクション愛好家の方のツイートによりこの言葉を知り、自ら田中真紀子について調べたりすることもなく言葉だけを心の支えとしてきた。
「人間には家族と使用人と敵の三種類しかいない」
人間関係が上手くいっていない時に、自分の周りの人達を三種類のうちどれがより近いかを分類して考える。
家族同様に思っている人を家族に当てはめ、この先も分かり合えそうもない人を敵に当てはめ、使用人は敵に対するよりも意地悪な気持ちで当てはめている。
そうすることで、誰にでも優しくしなければならないとか、そうできない自分はだめだという自責思考から免れられてきた。
そうして心の支えとまでなっている言葉を発した人はどんな人だろうと、田中真紀子に興味を持つようになった。
著書を読んでみようと思い立ち、買ったのが『父と私』だ。
もともと親子関係がテーマの小説やマンガ、映画などが好きなので他にもある著書の中から、ズバリ『父と私』と題された本にした。
田中眞紀子著『父と私』
購入してすぐにページをめくってみたが、出てくる固有名詞に馴染みがなく庶民にはとっつきにくい。
だが、長らく積読本にしてしまったこの本を再度開いてみたら、やはり内容は面白い。
読みにくいと感じるページは時間をかけてゆっくりと、すらすら読めるページはそのまますらすらと、マイペースに読了したい。